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数理科学 2016年6月号 No.636

特集:「自然界を支配する偶然の構造」
− 様々な数理科学への確率論的アプローチ −

定価1,030円(本体価格954円+税)



<内容詳細>

数理科学に現れる様々な現象には,偶然性が支配する場面が数多くあります.実際,微粒子のランダムな動きや結晶成長など自然界に見られる現象から,株価変動やネットワークのように人間が関与する現象まで多種多様な例が挙げられます.近代確率論は,このような偶然性が支配する現象に動機付けを持ち,これらを数理的にモデル化して数学理論を築き上げることにより飛躍的に発展し,さらには当該現象の解明にも大きく貢献してきました.本特集では,現代確率論と様々な数理科学との関わりを紹介していきます.

■特集
・「数理科学への確率論によるアプローチ」 熊谷 隆
・「幾何学と確率論」 日野正訓
・「力学系と確率論」 盛田健彦
・「ランダム作用素」 福島竜輝
・「流体力学極限」
  〜異なる時空間スケールの世界をつなぐ数学〜
佐々田槙子
・「統計力学と確率論」
  〜ブラウン運動からSLEとKPZ方程式へ〜
種村秀紀
・「木と確率論」 白井朋之
・「金融市場の数理と確率解析」 赤堀次郎
・「確率解析と数値計算」 楠岡成雄

■コラム
・「無限粒子系と剛性」 長田博文

■書評
・「はじめての線形代数15講」 瓜生 等

■連載
・「経路積分と量子解析 17」
  〜非平衡統計力学のカノニカル理論(1)〜
鈴木増雄
・「例題形式で探求する代数学のエッセンス 12」
  〜ガロアの基本定理〜
小林正典

■リレー連載
・「フィールズ賞で語る現代数学 12」
  〜微分幾何〜
二木昭人