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別冊数理科学 2007年10月号

「素粒子物理学の発展」
− 未解決問題への多彩なアプローチ −

定価2,047円(本体価格1,895円+税)



<内容詳細>

2007年は湯川秀樹生誕百年の年です. 湯川秀樹は中間子の予言だけでなく,現代の素粒子物理の礎を築くことに多大な貢献をされました.現在も素粒子物理の発展は進み,その中でもクォークの閉じ込めや質量ギャップ,ヒッグス粒子の探索など,未解決とされる問題もまだ残されています. 本別冊では,このような時宜に合わせて,湯川秀樹が遺した遺産とも言える素粒子物理の発展について,ハドロン物理やニュートリノ物理のトピックスをはじめ,素粒子物理の背後にある原理や統一理論への模索など,様々な角度から話題を取り上げるとともに,来年から始まるLHC加速器実験に先駆けた未来的視野も含めた取り組みをしています.

■I.序論
・「素粒子物理学の未解決問題」 小林 誠
・「素粒子物理学の発展」
  〜現代からとらえた種々相〜
山脇幸一
・「標準理論とは」 小林 誠

■II.ハドロンからクォークへ
・「物質とは何か」
  〜ドルトンの原子論からクォークの発見まで〜
初田哲男
・「古くて新しい物質相」
  〜クォーク・グルオンプラズマ〜
松井哲男
・「ハドロン物質のカイラル相転移」 国広悌二
・「格子QCD理論の進展」 金谷和至
・「QCDにおける未解決問題」 初田哲男

■III.ヒッグス粒子とは何か
・「ヒッグス粒子を求めて」 岡田安弘
・「ヒッグス粒子は素粒子か?」 棚橋誠治
・「電弱対称性の破れとヒッグス粒子」 棚橋誠治
・「ヒッグス粒子の探索」
  〜過去・現在・未来〜
駒宮幸男

■IV.ニュートリノとは何か
・「ニュートリノの質量」
  〜小さな質量とその起源〜
荒船次郎
・「ニュートリノ振動」
  〜牧二郎・中川昌美〜
渡辺敬二
・「ニュートリノの質量とヒッグス粒子」 高杉英一
・「ニュートリノと標準理論」
  〜最近の実験を中心に〜
作田 誠

■V.素粒子の保存則と破れ
・「対称性の破れ」 九後汰一郎
・「素粒子物理と保存則」 三田一郎
・「CPの破れとB中間子」
  〜ペンギンの描く未来〜
羽澄昌史
・「宇宙における保存則とその破れ」
  〜物質宇宙の誕生〜
吉村太彦

■VI.統一への道
・「素粒子論と弦理論」 風間洋一
・「重力の量子化の問題」 北澤良久
・「大統一理論と超対称性」 前川展祐
・「素粒子論的宇宙論の最近の話題」
  〜超対称模型に基づく宇宙進化のシナリオ構築へ向けて〜
諸井健夫