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「生涯発達の中のカウンセリングII」
〜 子どもと学校を援助するカウンセリング 〜

石隈利紀(東京成徳大学教授)
藤生英行(筑波大学教授)
田中輝美(立正大学教授) 編

定価:2,592円(本体2,400円+税)
発行:サイエンス社
発行日:2013-02-10
ISBN 978-4-7819-1316-2 / A5判/328頁


<内容詳細>
近年,全国の小・中学校では,いじめ,不登校,暴力行為といったさまざまな生徒指導上の問題が発生しているが,解決の糸口はなかなか見えてこない.また,精神性疾患を抱え休職する教職員も年々増え続けており,教師のメンタルヘルスの悪化は大きな問題となっている.そのような中,スクールカウンセラー,養護教諭,専門医といった援助者の果たす役割はより一層重要になってくるにも関わらず,援助のあり方や方法について書かれた成書は少ないのが現状である.本書は,そういった状況に鑑み,教育現場に携わる気鋭の著者陣が,子どもや教師を援助するための理論や実践について分かりやすく紹介・解説する.学校・援助関係者必携の書.

<目次>
第I部 子ども・学級への援助的な働きかけ

【子どもの援助ニーズへの呼応】
第1章 子どもの相談力を伸ばす援助
  1.1 被援助者の児童生徒の立場からの視点
  1.2 援助者としての教師の視点
  1.3 相談力を伸ばす援助の実際
  1.4 まとめ

第2章 子どもに援助を確実に届けるために
    ―スクールカウンセラーに対する被援助志向性を高める
  2.1 子どものカウンセリングに対する抵抗感
  2.2 援助を求めやすい子供は誰か?
  2.3 子どもへの被援助志向性を高め援助につなげる試み
  2.4 おわりに
  コラム1 児童生徒における「ゆるし(forgiveness)」からのアプローチ

【心地よい学級づくり】
第3章 学級づくりを促進する対人関係ゲーム
  3.1 対人関係ゲームの構造
  3.2 対人関係ゲームの理論と歴史
  3.3 対人関係ゲームの活用

第4章 学級で活かせる構成的グループエンカウンター
  4.1 教育力のある学級づくりと一人ひとりが育つSGE
  4.2 SGEの歴史と哲学・理論
  4.3 学級での活用の留意点
  4.4 1年間の流れ
  4.5 おわりに

第5章 学級を育てる学校行事
  5.1 学校行事を活用した学級づくり
  5.2 学校行事による生徒の自己評価の変容
  5.3 学級アイデンティティの獲得と肯定的な自己評価の形成
  5.4 学級アイデンティティ獲得による肯定的な自己評価形成の実証的検討
  5.5 まとめと今後の課題
  コラム2 学級づくりを促進する対人関係ゲーム・プログラム

【学級への適応】
第6章 不登校の子どもへの援助
  6.1 「不登校」のかかえる問題
  6.2 不登校の実態と国(文部科学省)の施策
  6.3 不登校の全体像とタイプ分け
  6.4 不登校の回復段階と援助のあり方
  6.5 登校刺激と援助の実際

第7章 子どもに使える論理療法
  7.1 論理療法とは
  7.2 子どもに使える論理療法の実践

第II部 教師へのコンサルテーション,コーディネーション,ネットワーク

【教師への援助】
第8章 教師の「助けられ上手」にそった援助
  8.1 わが国の学校教育の現状と教師のメンタルヘルスへの影響
  8.2 教師に対する援助に関する研究と実践
  8.3 教師の被援助志向性に関する研究
  8.4 苦戦する教師に対する援助

第9章 Q−Uによるコンサルテーション
  9.1 日本の学級集団の特性と学級経営
  9.2 Q−U尺度の仕組み
  9.3 Q−Uによるコンサルテーションの実際
  9.4 最後に
  コラム3 発達障がいのある子どもを援助する学級

【チーム援助】
第10章 スクールカウンセラーによるコンサルテーション
  10.1 スクールカウンセラー活用事業の概要について
  10.2 スクールカウンセラーとは
  10.3 スクールカウンセリング活動の場
  10.4 スクールカウンセリングの方法
  10.5 コンサルテーション
  10.6 緊急時カウンセラー派遣事業について

第11章 養護教諭によるコーディネーション
  11.1 養護教諭と保健室
  11.2 養護教諭が行う1次的援助サービス
  11.3 2次的援助サービスにおける養護教諭のコーディネーション
  11.4 3次的援助サービスにおける養護教諭のコーディネーション
  コラム4 母子保健室登校にみるチーム援助

第12章 援助資源を活かすコーディネーション委員会
  12.1 活用できる援助資源の発見
  12.2 コーディネーション委員会の機能
  12.3 コーディネーション委員会の進め方
  12.4 コーディネーション委員会への参加による教師の意識への影響
  12.5 コーディネーション委員会活用に関する課題
  12.6 まとめ
  コラム5 学校危機介入
  コラム6 地域連携のコーディネーション

引用文献

人名索引

事項索引

執筆者紹介