数理科学 2024年4月号

2006年度 日本数学会出版賞受賞
科学の最前線を紹介する月刊誌

自然科学と社会科学はいまどこまで研究されているか,つねに科学の最前線を明らかにし,大学・企業で注目を浴びている雑誌です.
毎月20日発売 B5判 約80ページ 定価(本体:954円+税)

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数理科学 2024年4月号 No.730

データサイエンスと数理モデル

諸問題の発見,その解決へのアプローチ
定価:
1,049
(本体:954円+税)

発行月:2024年4月

JAN:4910054690446

在庫:在庫あり

内容詳細

近年,私たちの身のまわりを席巻している,データサイエンスの主たる目的は,企業や団体が抱える“問題”を解決することかと思います.“問題”を解決するための手段として,相関分析,回帰分析,ロジスティック回帰,ニューラルネットワークなどの“データサイエンス的手法”を学ぶことが大変重要になってきます.一方で,こうした“データサイエンス的手法”を用いるためには,“問題”をあぶり出し,それを“モデル化”する必要が出てきます.本特集ではお互いが密接に関係するデータサイエンスと数理モデルについて,紹介していきます.

表紙CGコメント

正多面体の対称性はコクセター群によって表すことができます.このコクセター群の最長元を使えば,3 次元空間は基本領域に折りたたむことができ,この基本領域上の形状を使って対称性を持つ形状をつくることができます.今回の表紙では,3D ボロノイ分割から生成したランダムな形状を使って,正二十面体の対称性を持つ形状をつくりました.(巴山竜来)

目次

特集

  • 巻頭言
    持橋大地
  • 最小情報従属モデル
    ~ 並べ替え検定からの出発 ~
    清 智也
  • 創作文化の進化科学
    中村栄太
  • 教科書にない自然言語処理
    持橋大地
  • 証拠に基づく政策立案のための計量経済学
    北川 透 , 木戸大道
  • 政治学における計量と数理の統合の試み
    福元健太郎
  • ニューラル常微分方程式とその周辺
    松原 崇
  • 最適輸送を用いたドメイン適応
    ~ 新規変数の観測に対する適応への応用 ~
    日野英逸 , 有竹俊光
  • 神経科学における線形混合モデルとR
    三村喬生

連載

  • 量子集合論入門 6
    ~ 量子完全相関 ~
    小澤正直

サポート情報

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