数理科学 2018年4月号

数理科学 2018年4月号 No.658

現代物理学の捉え方

研究者はいかに問題を設定しているか
定価:
1,049
(本体:954円+税)

発行月:2018年4月

JAN:4910054690484

在庫:在庫あり

内容詳細

数理科学の研究は,問題の設定,問題の解決,論文発表などによるアウトプット,の三段階からなっております.これは,より広く一般的なことでも適用できますが,問題の設定と言ってもどう設定すればいいのか,どこからテーマを拾ってくればいいのか,とても難しいことです.本特集では物理学の諸分野で,どのように問題を設定していくか,課題をどう見つければいいのか,紹介していきます.

表紙CGコメント

フィボナッチ数列のルールに従い,四角形を再帰的に分割して描画しています.フィボナッチ数列は黄金数の近似を与えることから,これは黄金分割を近似しています.(巴山竜来)

目次

特集

  • 巻頭言
    小形正男
  • 遠くの宇宙の問題
    吉田直紀
  • 量子計測
    ~ 光格子時計をつくる ~
    香取秀俊
  • 物性理論における問題設定
    永長直人
  • 物性実験
    ~ 擬ギャップと隠れた秩序 ~
    松田祐司
  • 素粒子理論における問題設定
    ~ 個人的な経験から ~
    青木慎也
  • 素粒子実験
    駒宮幸男
  • いかにして研究テーマを見つけるか
    渡辺悠樹

書評

  • ヴィジュアルガイド物理数学
    ~ 多変数関数と偏微分 ~
    高橋真聡
  • 数物系に向けたフーリエ解析とヒルベルト空間論
    ~ 量子科学への誘い ~
    川口由紀

連載

  • 例題形式で探求する複素解析の幾何学 4
    ~ Cauchyの積分定理とその応用(1) ~
    志賀啓成
  • 幾何学から物理学へ 14
    ~ ホモロジーとコホモロジー ~
    谷村省吾

サポート情報

その他

正誤表



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