別冊数理科学 2007年10月号

書影
別冊数理科学 2007年10月号 No.200710

素粒子物理学の発展

未解決問題への多彩なアプローチ
定価:
2,085
(本体:1,895円+税)

発行月:2007年10月

JAN:4910054701074

在庫:品切れ

内容詳細

2007年は湯川秀樹生誕百年の年です. 湯川秀樹は中間子の予言だけでなく,現代の素粒子物理の礎を築くことに多大な貢献をされました.現在も素粒子物理の発展は進み,その中でもクォークの閉じ込めや質量ギャップ,ヒッグス粒子の探索など,未解決とされる問題もまだ残されています. 本別冊では,このような時宜に合わせて,湯川秀樹が遺した遺産とも言える素粒子物理の発展について,ハドロン物理やニュートリノ物理のトピックスをはじめ,素粒子物理の背後にある原理や統一理論への模索など,様々な角度から話題を取り上げるとともに,来年から始まるLHC加速器実験に先駆けた未来的視野も含めた取り組みをしています.

表紙CGコメント

目次

I.序論

  • 素粒子物理学の未解決問題
    小林 誠
  • 素粒子物理学の発展
    ~ 現代からとらえた種々相 ~
    山脇幸一
  • 標準理論とは
    小林 誠

II.ハドロンからクォークへ

  • 物質とは何か
    ~ ドルトンの原子論からクォークの発見まで ~
    初田哲男
  • 古くて新しい物質相
    ~ クォーク・グルオンプラズマ ~
    松井哲男
  • ハドロン物質のカイラル相転移
    国広悌二
  • 格子QCD理論の進展
    金谷和至
  • QCDにおける未解決問題
    初田哲男

III.ヒッグス粒子とは何か

  • ヒッグス粒子を求めて
    岡田安弘
  • ヒッグス粒子は素粒子か?
    棚橋誠治
  • 電弱対称性の破れとヒッグス粒子
    棚橋誠治
  • ヒッグス粒子の探索
    ~ 過去・現在・未来 ~
    駒宮幸男

IV.ニュートリノとは何か

  • ニュートリノの質量
    ~ 小さな質量とその起源 ~
    荒船次郎
  • ニュートリノ振動
    ~ 牧二郎・中川昌美 ~
    渡辺敬二
  • ニュートリノの質量とヒッグス粒子
    高杉英一
  • ニュートリノと標準理論
    ~ 最近の実験を中心に ~
    作田 誠

V.素粒子の保存則と破れ

  • 対称性の破れ
    九後汰一郎
  • 素粒子物理と保存則
    三田一郎
  • CPの破れとB中間子
    ~ ペンギンの描く未来 ~
    羽澄昌史
  • 宇宙における保存則とその破れ
    ~ 物質宇宙の誕生 ~
    吉村太彦

VI.統一への道

  • 素粒子論と弦理論
    風間洋一
  • 重力の量子化の問題
    北澤良久
  • 大統一理論と超対称性
    前川展祐
  • 素粒子論的宇宙論の最近の話題
    ~ 超対称模型に基づく宇宙進化のシナリオ構築へ向けて ~
    諸井健夫

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