カタストロフィー理論とその応用/応用編

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サイエンスライブラリ数学  21

カタストロフィー理論とその応用/応用編

定価:
3,190
(本体:2,900円+税)
難易度:上級

発行日:1982年2月1日

発行:サイエンス社

ISBN:978-4-7819-0117-6

サイズ:並製A5

ページ数:296ページ

在庫:品切れ

内容詳細

工学・物理学・生物学等の応用分野での具体例を中心に,初学者にもわかりやすく解説した定評ある書の完訳版.

目次

1 船の安定性
1-1 静的平衡
1-1-1 浮力
1-1-2 平衡
1-1-3 安定性
1-1-4 垂直側壁の船
1-1-5 浮心軌跡の幾何学
1-1-6 メタセンタ
1-2 船の形
1-2-1 楕円形の船
1-2-2 方形船
1-2-3 3次元の場合
1-2-4 油艤装
1-2-5 現行の方法との比較
2 流れの幾何
2-1 流体力学から
2-1-1 対象とするもの
2-1-2 流れ関数
2-1-3 流れの例
2-1-4 回転
2-1-5 複素変数による方法
2-2 安定性と実験
2-2-1 変数変換
2-2-2 発見的プログラム
2-2-3 実験による実現
2-3 高分子のコミング
2-3-1 非ニュートン的現象
2-3-2 伸長的流れ
2-4 退化した流れ
2-4-1 6回転子ローラー
2-4-2 楕円的へその非局所分岐集合
2-4-3 高分子溶液を加えた6回転子ローラー
2-4-4 2n回転子ローラー
3 光学と散乱理論
3-1 幾何光学
3-1-1 コースティクス
3-1-2 虹
3-1-3 変分原理
3-1-4 散乱
3-2 波動光学
3-2-1 波動方程式の漸近解
3-2-2 振動積分
3-2-3 一意普遍開折
3-2-4 コースティクの位数
3-3 応用
3-3-1 結晶格子による散乱
3-3-2 他のコースティク
3-3-3 蜃気楼
3-3-4 爆音
3-3-5 巨浪
4 弾性構造
4-1 概論
4-1-1 応力をうける物体
4-1-2 弾性平衡
4-1-3 無限次元の特殊性
4-2 オイラー・ストラト
4-2-1 有限要素
4-2-2 古典的変分法
4-2-3 摂動解析
4-2-4 現代関数解析
4-2-5 バネの座屈
4-2-6 ピン固定されたストラト
4-3 崩壊の幾何
4-3-1 不完全さ感受性
4-3-2 (rs)-安定性
4-3-3 最適化
4-3-4 対称性;竿とシェル
4-4 板の座屈
4-4-1 フォン・カルマン方程式
4-4-2 二重固有値の開折
4-5 動力学
4-5-1 ソフト・モード
4-5-2 剛性
5 熱力学と相転移
5-1 状態方程式
5-1-1 ファン・デル・ヴォールスの方程式
5-1-2 強磁性
5-2 熱力学的ポテンシャル
5-2-1 エントロピー
5-2-2 エントロピー最大の原理の変形
5-2-3 ルジャンドル変換
5-2-4 ポテンシャル
5-2-5 ランダウの理論
5-3 ゆらぎと臨界指数
5-3-1 古典的指数
5-3-2 トポロジカルな取り繕い
5-3-3 ゆらぎの役割
5-3-4 空間的変化
5-3-5 分割関数
5-3-6 くりこみ群
5-3-7 くりこみの構造安定性
5-4 対称性の役割
5-4-1 偶関数
5-4-2 回転している星の形
5-4-3 対称性の破壊
5-4-4 三重点
5-4-5 結晶の対称性
5-4-6 スペクトルの特異性
6 レーザー物理
6-1 準備
6-1-1 原子
6-1-2 場
6-1-3 相互作用
6-1-4 測定
6-2 レーザー・カタストロフィー
6-2-1 開折されたハミルトニアン
6-2-2 運動方程式
6-2-3 平均場近似
6-2-4 境界条件
6-2-5 非平衡定常多様体
6-3 実験
6-3-1 レーザー遷移
6-3-2 光学的双安定性
6-3-3 光子計数分布
6-4 解析的対応
6-4-1 平衡境界条件
6-4-2 平衡多様体
6-4-3 熱力学的相転移
6-4-4 臨界でのふるまい
6-4-5 実験の解析的対応
6-4-6 今後の予想
7 生物学とエコロジー
7-1 蜂の社会の大きさ
7-1-1 蜂の経済学
7-1-2 集合体の利点
7-1-3 カタストロフィーの幾何
7-1-4 空間における変化
7-1-5 複雑化
7-2 束縛カタストロフィー
7-2-1 境界効果
7-2-2 分類
7-3 エコロジーにおける移動波
7-3-1 規約とモデルの選択
7-3-2 前線
7-3-3 数値的テスト
7-3-4 前線の安定の仕方
7-3-5 分化の仕方
7-4 発生学
7-4-1 細胞分化
7-4-2 スイッチング・カタストロフィー
7-5 社会におけるモデル化の問題
7-5-1 変数の認知
7-5-2 突然の変化の考古学
7-5-3 モデルとしてのカタストロフィー
7-5-4 囚人の暴動
7-5-5 認識の双安定性
7-5-6 アルコールと内向性の人々
7-5-7 初等カタストロフィー理論を越えて
8 カタストロフィー理論,いずこへ?
8-1 現状
8-2 未来

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