性格心理学への招待

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新心理学ライブラリ  9

性格心理学への招待

自分を知り他者を理解するために
定価:
2,200
(本体:2,000円+税)

発行日:1990年5月1日

発行:サイエンス社

ISBN:978-4-7819-0583-9

サイズ:並製A5

ページ数:272ページ

在庫:品切れ

内容詳細

性格心理学におけるテーマは最近さらに拡大され・人間関係・性役割・コミュニケーション・異文化間比較などというように広がってきている・本書は・類型論・特性論などの斯学における基礎理論はもちろん,測定・発達・臨床分野における問題からこのような最新の話題まで,わかりやすい筆致で解説された入門に最適の書である.

目次

1 性格の定義・性格の研究史
1-1 行動と性格
1-2 性格とパーソナリティ
1-3 性格の研究史
1-4 日本の性格心理学
2 性格の諸理論
2-1 精神分析理論と性格
2-2 場の理論と性格
2-3 学習理論と性格
2-4 現象学的理論と性格
3 性格理解の方法
3-1 観察法
3-2 面接法
3-3 テスト法
4 性格の類型論
4-1 類型論の歴史
4-2 類型論の分類
4-3 クレッチマーの類型論
4-4 シェルドンの類型論
4-5 心理学的な特徴による類型論
4-6 ユングの類型論
4-7 そのほかの類型論
4-8 類型論の長所と短所
4-9 タイプA行動
4-10 血液型と性格
5 性格の特性論
5-1 特性論の特徴と問題点
5-2 オールポートの特性論
5-3 キャッテルの特性論
5-4 アイゼンクの特性論
5-5 類型論と特性論
5-6 反特性論
6 性格の発達
6-1 性格発達のとらえ方
6-2 内的要因
6-3 外的要因
6-4 自己形成の要因
6-5 一回性の要因
6-6 アイデンティティ
6-7 新生児にみられる個体差
7 人間のライフサイクル
7-1 ライフサイクルの意味
7-2 ライフサイクルの心理学的研究
7-3 ライフサイクルと自己実現
7-4 老人の性格
8 性役割の習得
8-1 心理学における性差研究
8-2 男児・女児に対する母親の発達期待
8-3 男女の生物学的相違
8-4 わが国における性差
8-5 性役割観の国際比較
8-6 中学生の男性観,女性観
8-7 職業の選択
8-8 性に関する性差
8-9 性役割と性格
8-10 性差(男らしさ・女らしさ)
9 家族関係と性格
9-1 性格形成と家族
9-2 親子関係と性格
9-3 システムとしての家族
9-4 きょうだいと性格
10 人間関係と性格
10-1 対人魅力と性格
10-2 類似説と相補説
10-3 人に好かれる性格
10-4 関係の進展と性格
10-5 仮想された類似性
10-6 性格認知における歪み
10-7 思いやりと親切
10-8 リーダーの性格
11 コミュニケーションに現れる性格
11-1 コミュニケーションの分類
11-2 近言語と身体言語
11-3 プロクセミックスなど
11-4 NVCの文化差
11-5 自己開示
11-6 説得的コミュニケーション
11-7 化粧と性格
12 適性とは何か
12-1 適正とは
12-2 適性は能力だけではない
12-3 クレッチマーの類型に基づく職務適性
12-4 職務特性からみた職務適性
12-5 職業適性検査
12-6 職務適性を考慮した進路選択を
12-7 創造性
13 問題行動と性格
13-1 いじめ
13-2 非行
13-3 自殺者の性格
14 性格の正常・異常
14-1 異常とされる行動や心の動き
14-2 異常と不適応
14-3 診断のための基準
14-4 精神分裂病について
14-5 躁うつ病について
14-6 神経症について
14-7 対人恐怖
14-8 肥満
15 性格の適応的変化
15-1 性格は変化するか
15-2 性格はどのような場合に変化するか
15-3 思春期拒食症 神経性食思不振について
15-4 個を超えて トランスパーソナル心理学
16 文化とパーソナリティ
16-1 文化とパーソナリティに関する理論
16-2 権威主義的パーソナリティ
16-3 性役割の文化差
16-4 言語とパーソナリティ
16-5 日本人の国民性
16-6 文化とパーソナリティに関する解釈的研究
16-7 文化とパーソナリティに関する実証的研究

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