フォーカシングへの誘い

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フォーカシングへの誘い

個人的成長と臨床に生かす「心の実感」
定価:
2,530
(本体:2,300円+税)

発行日:1997年4月1日

発行:サイエンス社

ISBN:978-4-7819-0832-8

サイズ:並製A5

ページ数:232ページ

在庫:品切れ

内容詳細

フォーカシングという手法は,言葉にはなりにくいが確かに存在する複雑な感じ,すなわち「心の実感」に触れることで,何かしら抱えた問題からの解放や,個人の内面の変容をめざす.心理治療の場で,あるいはポジティブメンタルヘルスの一環として企業等で,どのようにフォーカシングが生かされているかを実践者が紹介する.

目次

1 フォーカシング:創造性の根源
1-1 セラピーの1幕にて
1-2 フォーカシングを生み出したカウンセリングの研究
1-3 フォーカシングの実際
2 こころに「間」を生み出すフォーカシング
2-1 箱イメージ書き込み法 フォーカシングによる開発的教育相談の試み
2-2 フォーカシングの「間」と企業内ストレスマネージメント
2-3 「間」をとること その役割と工夫
2-4 [討論]フォーカシングと間
3 フォーカシングを心理療法に生かす
3-1 カウンセリングにおける「主体感覚」の観点 学生相談におけるフォーカシングの活用−I
3-2 夜中に排尿困難に陥る男子学生との面接 学生相談におけるフォーカシングの活用−II
3-3 言語を探して まつこさんのケース
3-4 [討論]フォーカシングと心理療法
4 夢をフォーカシングする
4-1 夢フォーカシングの意義と方法
4-2 夢のフォーカシング バイアスコントロール応用例
4-3 [討論]フォーカシングと夢
5 フォーカシングとコミュニティ
5-1 地域におけるフォーカシング
5-2 フォーカシングとカウンセリング学習
6 実感の心理臨床:3つのアプローチからの学び
6-1 「心理療法のメカニズムはない」
6-2 「間をおく」を中心とした心理療法
6-3 フォーカシングを教えることを中心とした心理療法
6-4 フォーカシングの脱技法化を中心とした心理療法
6-5 本章のまとめ

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