基礎 物理化学演習II

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新・演習物質科学ライブラリ  3

基礎 物理化学演習II

物質のエネルギー論
定価:
2,090
(本体:1,900円+税)
難易度:入門

発行日:2008年12月10日

発行:サイエンス社

ISBN:978-4-7819-1218-9

サイズ:並製A5

ページ数:208ページ

在庫:在庫あり

内容詳細

本書は初めて物理化学を学ぶ学生向けの演習書.基本事項をコンパクトにまとめ,精選された例題・問題と詳しい解答で深い理解と真の応用力が涵養できるよう工夫されている.

目次

第1章 気体分子運動論
  1.1 理想気体の状態方程式
  1.2 実在気体の状態方程式
  1.3 気体の換算状態方程式
  1.4 ミクロからマクロへ
  1.5 ボルツマン分布
  1.6 気体分子運動論

第2章 熱力学第一法則とエンタルピー
  2.1 系と状態変化
  2.2 熱とエネルギー
  2.3 熱力学第一法則
  2.4 体積変化とエンタルピー
  2.5 熱容量
  2.6 理想気体の熱力学的性質
  2.7 熱力学第一法則と化学反応
  2.8 総合エネルギー

第3章 熱力学第二,第三法則とエントロピー
  3.1 熱力学第二法則
  3.2 カルノーサイクル
  3.3 エントロピー
  3.4 エントロピー変化
  3.5 熱力学第三法則
  3.6 熱力学的状態量の関係

第4章 自由エネルギーと化学ポテンシャル
  4.1 自由エネルギーの定義
  4.2 自発変化の方向性
  4.3 自由エネルギーと有効仕事
  4.4 自由エネルギーの圧力変化
  4.5 自由エネルギーの温度変化
  4.6 化学反応の自由エネルギー変化
  4.7 閉鎖系から開放系へ
  4.8 化学ポテンシャル

第5章 物質の化学平衡
  5.1 質量作用の法則
  5.2 平衡定数とその変化
  5.3 化学平衡の熱力学的根拠
  5.4 平衡定数の温度変化
  5.5 平衡定数の圧力変化

第6章 物質の状態平衡
  6.1 相転移と相平衡
  6.2 相律
  6.3 一成分系の相平衡
  6.4 一時相転移と二次相転移

第7章 溶液の熱力学
  7.1 理想溶液
  7.2 液相―気相平衡
  7.3 液相―液相平衡
  7.4 液相―固相平衡
  7.5 溶液の化学ポテンシャルの定義
  7.6 化学ポテンシャルからの考察
  7.7 溶液の束一的性質
  7.8 溶液の分配の法則

第8章 イオン溶液と電気化学
  8.1 酸塩基平衡
  8.2 緩衝溶液
  8.3 溶解度積
  8.4 電解質溶液
  8.5 イオンの活量
  8.6 酸化還元反応と電池
  8.7 半電池と標準電極電位

第9章 反応速度論I 速度式と反応機構
  9.1 反応速度の定義と速度式
  9.2 1次反応と2次反応
  9.3 複合反応
  9.4 反応機構と素反応
  9.5 複雑な反応機構の例
  9.6 化学緩和

第10章 反応速度論II 速度定数の解釈
  10.1 反応速度と温度
  10.2 触媒反応と酵素反応
  10.3 光化学反応
  10.4 反応衝突理論
  10.5 反応座標とポテンシャルエネルギー
  10.6 遷移状態理論

総合演習問題
発展演習問題
問題解答
付録
索引

サポート情報

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