暗号理論による秘密計算からプライバシー保護データ解析へ

AI/データサイエンス ライブラリ “基礎から応用へ”  7

暗号理論による秘密計算からプライバシー保護データ解析へ

定価:
2,420
(本体:2,200円+税)
難易度:中級

発行日:2025年11月10日

発行:サイエンス社

ISBN:978-4-7819-1653-8

サイズ:並製A5

ページ数:184ページ

在庫:在庫あり

内容詳細

暗号理論に基づく秘密計算技術に関して,要素技術から応用までを幅広く解説.詳細で難解な安全性の証明に関する議論を可能な限り避け,初学者でも全体像が把握できるよう配慮した.

目次

第1章 秘密計算の概要と準備
  1.1 秘密計算の状況設定の例
  1.2 具体例:カードを用いた秘密計算
  1.3 秘密計算に関する設定
  1.4 秘密計算の応用
  1.5 秘密計算プロトコルの安全性
  1.6 本書で用いる記号について

第2章 準同型暗号を用いた秘密計算
  2.1 準同型暗号の概要
  2.2 加法(乗法)準同型暗号の構成法
  2.3 加法準同型暗号による秘密計算
  2.4 完全準同型暗号の構成法
  2.5 完全準同型暗号による秘密計算

第3章 秘匿回路を用いた秘密計算
  3.1 ブール回路による関数の表示
  3.2 秘匿回路の構成
  3.3 秘匿回路の効率化手法

第4章 秘密分散を用いた秘密計算
  4.1 秘密分散技術の概要
  4.2 加法的秘密分散と簡単な秘密計算
  4.3 より複雑な秘密計算の例:大小比較
  4.4 場合分けの処理とテーブル参照
  4.5 関数の近似と秘密計算
  4.6 さまざまな秘密分散方式

第5章 実用的なプライバシー保護データ解析に向けて
  5.1 背景
  5.2 より高度な関数
  5.3 プライバシー保護データ解析
  5.4 実用上の課題

問題の解答
参考文献
索引

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