仕訳でかんがえる会計学入門

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仕訳でかんがえる会計学入門

定価:
2,035
(本体:1,850円+税)
難易度:入門

発行日:2019年9月25日

発行:新世社

ISBN:978-4-88384-300-8

サイズ:並製A5

ページ数:216ページ

在庫:在庫あり

内容詳細

「仕訳は単に財務諸表を作るための手段ではなく,企業の経済活動の表現技法である.」本書は,こうした視点から簿記の考え方の本質的な理解と企業会計の基礎を有機的に結びつけ,段階を追って解説する.仕訳の背後になる考え方をつかみ財務会計のエッセンスを理解する構成として,要点を確認する練習問題編を設け,理解の定着をはかった.初めて簿記/会計学を学ぶ学生から,社会人となって改めて「経理・財務」の重要性に気づかれた方まで,幅広く有用な書.2色刷.

目次

第1部 基礎編(営業活動にまつわる会計)

1章 株式会社の1年間を鳥瞰しましょう
  1.1 会計の前提とは
  1.2 利益は計算によって求められます
  1.3 日常的な経済活動を記録します

2章 まずは会社を立ち上げましょう
  2.1 会社を設立します
  2.2 金融機関に口座を開設します
  2.3 小切手を振り出します/受け取ります

3章 材料を加工して製品を作りましょう(製造業)
  3.1 製品勘定への価値移転とは
  3.2 製造原価明細書を作成します
  3.3 費用収益対応の原則とは

4章 商品を仕入れて販売しましょう(小売業)
  4.1 商品売買に係るみっつの記録法とは
  4.2 売上原価を算定します
  4.3 営業収益を認識します
  4.4 消費税の受払を考慮します

5章 商品売買のすべてが現金取引とは限りません
  5.1 商品受入に係る債権債務とは
  5.2 商品払出に係る債権債務とは
  5.3 売上債権の貸倒に備えます
  5.4 受け取った約束手形のゆくえ

6章 従業員に給与を支払いましょう
  6.1 人件費も発生主義により認識します
  6.2 給与からの「天引き」とは
  6.3 翌期に支払う従業員賞与を負債計上します

7章 各種の損益項目を現金収支にもとづいて処理します
  7.1 会食代金は「経費」とできるでしょうか
  7.2 店舗用に空き部屋を賃借します
  7.3 固定資産の減価償却とは
  7.4 消耗品や郵便切手を購入します
  7.5 その他の損益項目

8章 財務諸表を作成しましょう
  8.1 税引前当期純利益から法人税等を計算します
  8.2 貸借対照表では企業の安定性が示されます
  8.3 損益計算書(報告式)では段階別の利益が示されます
  8.4 キャッシュ・フロー計算書では活動別の現金収支が示されます
  8.5 財務諸表の分析をおこないます

第2部 応用編(金融活動にまつわる会計)

9章 資金を貸し出して利息を獲得しましょう
  9.1 営業収益と金融収益との相違
  9.2 将来の期待収入額を現在価値に割り引きます
  9.3 投資と引き換えに有価証券を取得します
  9.4 資金を貸し付けて約束手形を受け取りました

10章 債券を満期まで保有しましょう
  10.1 債券にまつわるふたつの利率とは
  10.2 満期保有を目的として割引債を取得しました
  10.3 満期保有を目的として利付債を取得しました
  10.4 債券価値が著しく下落しました

11章 有価証券の時価評価をかんがえましょう
  11.1 株式価値とは
  11.2 市場で流通している株式を取得しました
  11.3 売買目的有価証券とは
  11.4 その他有価証券とは
  11.5 配当金を受領しました

12章 資金調達を見直しましょう
  12.1 株主還元をおこないました
  12.2 投資者に債券を発行しました
  12.3 新株予約権を発行しました
  12.4 追加の資本を調達しました

13章 将来キャッシュ・フローの思考を設備投資に活用しましょう
  13.1 機械装置のリース契約を締結しました
  13.2 使用中の機械装置の価値が著しく下落しました
  13.3 工場の建設を始めました
  13.4 工場には使用終了後の除去義務がありました

14章 企業結合をおこないましょう
  14.1 吸収合併とは
  14.2 株式交換とは
  14.3 子会社化とは
  14.4 のれんの会計処理
  14.5 持分法とは

第3部 練習問題編

索引

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