情報理工学のすすめ

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新・数理/工学ライブラリ[情報工学]  別巻1

情報理工学のすすめ

定価:
2,860
(本体:2,600円+税)

発行日:2005年12月25日

発行:数理工学社

ISBN:978-4-901683-30-2

サイズ:上製A5

ページ数:288ページ

在庫:在庫あり

内容詳細

情報を「生み」「育て」「活かす」具体的な方策について紹介し,「情報技術」の基礎理論から応用まで幅広くかつ興味深く解説.

目次

情報理工学とその未来
1 情報理工学とは何か?
2 新しい生活空間:情報空間
3 音声・自然言語の未来
4 対話とロボット
5 おわりに

キリンの首を追い掛けて
1 はじめに
2 本物の気管を入手
3 高頻度人工呼吸
4 ドリームパイプ
5 疑問に挑む
6 おわりに

第一級の芸術作品を創ろう
1 はじめに
2 科学と芸術
3 創造と創作
4 作品の寿命
5 大きな創造・小さな創造
6 おわりに

東京工業大学の全学情報科目
1 はじめに
2 全学情報科目発足の目的と概要
3 コンピュータリテラシ
4 コンピュータサイエンス入門
5 考察
6 まとめ

技術経営教育への期待と展望
1 はじめに
2 技術経営教育システム
3 大学企業連携
4 あとがき

スーパーコンピュータ・コンテストの10年を振り返って
1 はじめに
2 スーパーコンピュータ・コンテストの概要
3 スーパーコンの特徴
4 スーパーコン課題の一例:第9回大会(2003年)から
5 問題作成の難しさとおもしろさ
6 スーパーコンOB・OGたちの活躍
7 第10回記念ミニアジア大会
8 おわりに:日本の高校での情報教育とスーパーコンの役割

情報技術と危機管理
1 はじめに
2 危機管理に対する情報技術の効力
3 情報技術と不可分なもの
4 情報技術がつくり出す危機
5 「情」が不可欠

大規模知識資源の体系化と活用基盤構築を目指して
1 はじめに
2 大規模知識資源COEの研究拠点形成実施計画
3 マルチメディア知識資源の課題
4 3つの知識資源グループによる拠点形成
5 大規模知識資源の蓄積および計算基盤の構築
6 むすび

情報科学科から数理・計算科学専攻へ
1 はじめに
2 情報科学科設立当時の環境
3 情報科学科設立の経緯
4 情報科学科設立当初の理念と構想
5 情報科学科設立当初のカリキュラムと講座構成
6 教育用計算機の設置
7 情報理工学研究科の設置
8 数理・計算科学専攻のいま

コンピュータが創造するCG/VRの現状と将来動向
1 はじめに
2 CAVEを中心とした没入型仮想空間の構築
3 CGとAI
4 デジタルシネマの動向
5 おわりに

エジプトを掘る ― 探査から発掘まで ―
1 はじめに
2 Al-Zayyan 神殿
3 考古探査
4 発掘調査へむけて
5 調査結果
6 むすび

空気清浄とコンタミネーションコントロール
1 はじめに
2 室内空気環境の汚染問題
3 産業分野におけるコンタミネーションコントロールとクリーンルーム
4 おわりに

環境保全・再生のためのモニタリングとシミュレーション
1 一つの事例 ― 有明海でのノリ不作問題
2 環境モニタリングとシミュレーションの役割と課題
3 さまざまな沿岸生態系の危機
4 沿岸生態系保全・再生研究の基本課題
5 サンゴ礁生態系への環境ストレスの実態把握と定量的評価
6 沿岸生態系広域ネットワークの解明と重点的保護海域の同定
7 オニヒトデ大量発生による食害ストレス
8 沿岸生態系保全・再生に向けての二つの基本的視点

日本人データに基づく個体別全身モデルの作成
1 まえがき
2 日本人の個体別全身マルチボディモデルの構築
3 欧米人モデルとの比較
4 あとがき

工学における創造性と倫理
1 はじめに(啓蒙時代からロマン主義へ)
2 青年期とは
3 大根と実数の切断
4 神経質と主観・客観
5 量子物理学における相補性
6 時間と空間,目的と因果
7 世界に一つだけの花
8 自覚の精神病理
9 創造性と倫理
10 於いてある
11 おわりに


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