数理科学 2022年7月号

2006年度 日本数学会出版賞受賞
科学の最前線を紹介する月刊誌

自然科学と社会科学はいまどこまで研究されているか,つねに科学の最前線を明らかにし,大学・企業で注目を浴びている雑誌です.
毎月20日発売 B5判 約80ページ 定価(本体:954円+税)

定期購読申込
数理科学 2022年7月号 No.709

宇宙の謎と魅力

先端研究で読み解く現代宇宙論
定価:
1,049
(本体:954円+税)

発行月:2022年7月

JAN:4910054690729

在庫:在庫あり

内容詳細

古代より人々は宇宙に対して興味を抱き星空を観察してきましたが,それはやがて物理学の発展へとつながっていきました.ケプラー,ガリレオらの天体観測をはじめ,それに基づくニュートンによる惑星運動の背景にある万有引力の発見,20世紀以降ではハッブルの観測的研究やアインシュタインの一般相対性理論に端を発する理論的研究も発展してきました.しかしながら,宇宙は依然として大きな謎に包まれています.本特集では,宇宙における謎・未解決問題と,その解明に向けた興味深い研究について迫っていきます.

表紙CGコメント

今回の表紙画像は,ノイズ関数の勾配から得られるベクトル場を使って描かれています.フレームの描画結果を次のフレームに渡してからベクトル場に沿って画素を動かし,前フレームの色と混ぜ合わせています.ここではフレームごとに点描のように色を付け加えています.(巴山竜来)

目次

特集

  • 巻頭言
    松原隆彦
  • 加速する宇宙“論”の進化
    須藤 靖
  • 宇宙のはじまり
    ~ 宇宙はどのように始まったか? インフレーションの全貌は? ~
    須山輝明
  • 重力理論の拡張について
    ~ 一般相対論を修正する必要はあるのか? ~
    小林 努
  • ブラックホールの謎は解けるか?
    白水徹也
  • ダークマターの正体は?
    川崎雅裕
  • 暗黒エネルギーの正体は何か
    ~ 宇宙の加速膨張の起源 ~
    辻川信二
  • 量子情報理論で理解する宇宙
    南部保貞
  • 深層学習を用いた宇宙論
    森脇可奈 , 吉田直紀

連載

  • 深層学習の統計神経力学 7
    ~ 一般の深層回路におけるNTK理論 ~
    甘利俊一
  • 微生物流体力学への招待 18
    ~ 微生物流体力学の複雑性 ~
    石本健太

サポート情報

次号の予告

数理科学 2022年8月号 No.710

複素解析の探究

様々な問題を通してみるその姿
複素数の関数に関わる解析学である“複素解析”は,理工系の諸分野には欠かせないテーマになっています.数学において,実数の範囲では,アプローチしづらい,あるいは解くことができない問題も複素数の範囲まで拡張するとわかりやすくなる場合があります.これが複素解析を用いることのメリットの一つです.また,数学以外の数理科学諸分野でも複素解析は多く使われており,とりわけ計算は非常に重要視されます.本特集では,複素解析にまつわる諸テーマについて様々な例題(および,広い意味での問題)を通して探っていきます.

<特集構成>
複素解析の探究にかける情熱/複素解析への入門/リーマン面/多変数複素解析/複素解析と微分方程式/ゼータ関数と複素解析/調和解析と複素解析/確率論と複素解析/物理学での複素解析

関連雑誌

マヨラナ粒子をめぐって

1,049円(税込)

ポテンシャルを探る

1,049円(税込)