数理科学 2021年8月号

2006年度 日本数学会出版賞受賞
科学の最前線を紹介する月刊誌

自然科学と社会科学はいまどこまで研究されているか,つねに科学の最前線を明らかにし,大学・企業で注目を浴びている雑誌です.
毎月20日発売 B5判 約80ページ 定価(本体:954円+税)

定期購読申込
数理科学 2021年8月号 No.698

《計算》とは何か

数値がもたらす様々な問いかけ
定価:
1,049
(本体:954円+税)

発行月:2021年8月

JAN:4910054690811

在庫:在庫あり

内容詳細

“計算”は数理科学における必要不可欠な構成要素です.とくに様々な数学理論は,具体的な計算を通じて,応用に繋がることが多くあります.しかし,高性能のコンピュータが簡単に利用できる現代においても,計算は決して単純な作業ではありません.本特集では代数学,微分方程式,証明など,数理科学のテーマについて,“計算”に焦点をあてて,探っていきます.

表紙CGコメント

法線データを 3D オブジェクトの表面に貼り付けるテクスチャ生成手法を法線マッピングと呼びます.法線マッピングによって,オブジェクト表面に疑似的な立体模様をつくることができます.この表紙画像では胞体ノイズと fBm ノイズを合成して法線を取り出し,それを 3D 空間内の平面に貼り付けることで,川のようなテクスチャをつくっています.(巴山竜来)

目次

特集

  • 計算とは何か
    齊藤宣一
  • 代数学における計算
    ~ 私的回想で綴る魅惑の世界 ~
    横山俊一
  • 計算トポロジー
    荒井 迅
  • 常微分方程式に対する構造保存数値解法
    ~ データ駆動型科学への展開 ~
    宮武勇登
  • 偏微分方程式と数値計算
    齊藤宣一
  • 計算機援用証明
    ~ 無限を「計算」で捉える ~
    高安亮紀
  • 準モンテカルロ法による高次元積分計算
    鈴木航介
  • 量子計算
    森前智行
  • 数学基礎論と計算可能性
    木原貴行

連載

  • 深層学習の統計神経力学 1
    ~ 層状のランダム神経回路 ~
    甘利俊一

研究室の窓

  • 研究者の本棚
    ~ 読書のすすめ ~
    白石直人

サポート情報

次号の予告

数理科学 2021年9月号 No.699

数理モデリングと生命科学

数理モデルによる研究は測定技術の革新に伴って,生物学をはじめとした諸科学の研究に大きな飛躍をもたらしました.本特集ではその道を専門とされる方々に,現象がどうモデル化されていくか,そこではどんな数理的概念を使うかをいくつかの研究テーマから紹介していきます.現象の解明に数学がどのように寄与して,そして逆に現象の解明を通して数学がどのように発展しているかも垣間見ていきます.

<特集構成>
数理生物学と数学の進展/時間遅れをもつロジスティック方程式と感染症の数理モデル/疾患の数理モデリングと定量的データ解析/データ駆動生物学 ― データに根ざした数理モデリング/細胞選別の数理モデル ― ミクロ的視点とマクロ的視点/カイメンの形づくりとその数理的アプローチに関して/枯草菌コロニーの形態形成モデル/半乾燥地域における植生パターンと数理モデル/数理進化理論 ― 旧人から新人への交代劇と等速進行波解

関連雑誌

数理モデリングと生命科学

1,049円(税込)

現代数学の眺め

1,049円(税込)

保型形式を考える

1,049円(税込)