数理科学 2020年7月号

2006年度 日本数学会出版賞受賞
科学の最前線を紹介する月刊誌

自然科学と社会科学はいまどこまで研究されているか,つねに科学の最前線を明らかにし,大学・企業で注目を浴びている雑誌です.
毎月20日発売 B5判 約80ページ 定価(本体:954円+税)

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数理科学 2020年7月号 No.685

AI時代の数理

新時代における科学と方法
定価:
1,049
(本体:954円+税)

発行月:2020年7月

JAN:4910054690705

在庫:在庫あり

内容詳細

近年の数学,物理学,生物学や医学などの発展には,機械学習,データサイエンスに基づくAI(人工知能)が大きく貢献しています.ところで,AIは技術として多方面に広く使われつつありますが,数理科学,とりわけ数学,物理学,生物学,医学との関連でどのような役割を果たすのでしょうか? 本特集ではこのような観点から,“AI時代”とも言われるこれからの時代において,AIが数理科学の諸分野に対してどういった役割を果たすのか,AI時代において必要となる考え方は何なのか,といった問題を,数理科学の各分野の立場から紹介していきます.

表紙CGコメント

炎や雲などゆらぎのあるかたちを CG で表現するとき,ノイズ関数と呼ばれる関数がしばしば使われます.これは疑似乱数を生成するためのハッシュ関数を補間して滑らかにしたもので,自然現象のゆらぎを疑似的に表現することができます.今月号の表紙ではパーリンノイズと呼ばれるノイズ関数を使い,そのゆらぎをグラデーションで表しています.(巴山竜来)

目次

特集

  • 巻頭言
    合原一幸
  • 純粋数学とAI
    坂内健一 , 高井勇輝
  • 数理工学とAI
    鈴木大慈
  • データ科学とAI
    河原吉伸
  • 量子力学とAI
    ~ AIを量子力学に使う.量子力学をAIに使う. ~
    宮原英之
  • 物質科学とAI
    齊藤英治 , 大門俊介
  • 生命科学における機械学習の応用とその課題
    小林徹也
  • 大脳皮質と人工知能
    吉田盛史 , 浮田純平 , 大木研一
  • 臨床医学とAI
    川上英良

書評

  • 数学入門I.基礎編(第2版)
    田中 心

連載

  • 例題形式で探求する集合・位相 22
    ~ 分解空間・多様体 ~
    丹下基生
  • 微生物流体力学への招待 2
    ~ 流体の基礎方程式 ~
    石本健太

サポート情報

次号の予告

数理科学 2020年8月号 No.686

ラマヌジャン

現代数理科学に生きる業績と着想
ラマヌジャン(Srinivasa Ramanujan, 1887-1920)は「インドの魔術師」の異名をとる天才数学者です.貧しくも数学を独習して多くの定理や公式を発見し,英国の数学者ハーディにその才能を見出されました.ラマヌジャンの遺した業績は純粋数学はもとより,現代の物理学やネットワークなどの数理科学にも影響を与えています.本特集では,ラマヌジャン没後100年となる本年に,彼の業績やそれに関連する数理概念を取り上げ,それらが今日の数理科学にどのように活きているのか,現代的な視点から迫っていきます.

<特集構成>
ラマヌジャン登場/ヒンドゥー教徒の数学者ラマヌジャンの生涯/連分数 ― 黄金比と函数近似からラマヌジャンへ/ラマヌジャンと円周率近似公式/分割数と円周法/素数分布とラマヌジャン/ラマヌジャン予想/モックテータ関数/アフィン・リー環とロジャーズ-ラマヌジャン恒等式/ラマヌジャン・グラフへの招待/[コラム]

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