気体液体相転移の古典論と量子論

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気体液体相転移の古典論と量子論

定価:
2,420
(本体:2,200円+税)
難易度:上級

発行日:2021年9月25日

発行:サイエンス社

ISBN:978-4-7819-1524-1

サイズ:並製B5

ページ数:168ページ

在庫:在庫あり

内容詳細

量子効果の支配する気体液体相転移の統計物理を明らかにしたいという著者の動機のもと,その概要が必要な予備知識や理論的背景なども含めてまとめられている.

目次

第1章 古典気体の気体液体相転移
  1.1 平衡状態の統計力学の準備
  1.2 古典気体の理論
  1.3 解析関数の性質
  1.4 気体液体相転移
  1.5 古典気体の不安定性
  1.6 古典気体の準安定状態

第2章 古典系から量子系へ
  2.1 古典液体の描像
  2.2 ボース気体から量子液体へ
  2.3 フェルミ気体から量子液体へ

第3章 理想ボース気体の統計力学
  3.1 量子統計の夜明け
  3.2 理想ボース気体の熱力学
  3.3 理想ボース気体の大分配関数を座標空間で組合せ論を用いて導出する方法
  3.4 古典気体への量子補正

第4章 ボース液体の出現
  4.1 引力相互作用するボース気体
  4.2 ボース気体の量子気体液体相転移

第5章 引力相互作用するフェルミ気体の統計力学
  5.1 フェルミ縮退
  5.2 クーパー不安定性
  5.3 BCSによる変分理論
  5.4 引力相互作用するフェルミ気体の大分配関数を摂動論を用いて導出する方法
  5.5 超伝導転移の特質

第6章 フェルミ気体の液体への相転移の可能性
  6.1 BCS気体の複素平面上の大分配関数の零点
  6.2 フェルミ気体の大分配関数の正則領域
  6.3 クーパー対から堅く結合したボース粒子へ

参考文献
索引

サポート情報

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