量子測定と量子制御 [第2版]

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近年,特に大学理工系の大学院の充実はめざましいものがあります.しかしながら学部上級課程や大学院課程の学術的なテキスト・参考書はきわめて少ないのが現状です.
本ライブラリは,これらの状況を踏まえて,数理科学諸分野および関連する領域から現代的なテーマやトピックスを順次とりあげ,時代の要請に応える魅力的なライブラリを構築しようとするものです.

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量子測定と量子制御 [第2版]

定価:
2,750
(本体:2,500円+税)
難易度:中級

発行日:2022年6月25日

発行:サイエンス社

ISBN:978-4-7819-1547-0

サイズ:並製B5

ページ数:232ページ

在庫:在庫あり

内容詳細

刊行から6年にわたり多くの読者の支持を得てきた第1版の待望の改訂版.量子ブラウン運動を記述するカルデラ・レゲット模型に関する解説を付録Cに追加.第4章を中心に加筆も施され,一層充実した内容となっている.

目次

第1章 量子論の基本概念
  1.1 量子状態と物理量
  1.2 混合状態と密度演算子
  1.3 非ユニタリ過程とクラウス演算子

第2章 量子測定理論
  2.1 測定演算子とPOVM
  2.2 測定に伴う誤差と反作用
  2.3 いろいろな不確定性関係
  2.4 量子測定の具体例
  2.5 量子状態トモグラフィー

第3章 量子状態推定
  3.1 古典推定理論
  3.2 量子推定理論

第4章 量子マスター方程式
  4.1 簡単な形式論
  4.2 二準位原子のダイナミクス
  4.3 ミクロなダイナミクスからの導出
  4.4 電磁場中の量子系
  4.5 量子ドットとリード線の相互作用

第5章 確率マスター方程式
  5.1 ポアソン過程
  5.2 ガウス過程

第6章 量子フィードバック制御
  6.1 量子フィードバック制御の考え方
  6.2 測定結果の直接フィードバック
  6.3 量子最適制御

第7章 量子確率過程
  7.1 連続自由度の電磁場
  7.2 量子ウィーナー過程
  7.3 確率マスター方程式のミクロな導出
  7.4 入力-出力フォーマリズム
  7.5 量子確率微分方程式

第8章 非マルコフ過程
  8.1 量子ゼノ効果
  8.2 ダイナミカル・デカップリング

付録A 光と原子の物理
  A.1 光の量子状態
  A.2 光と原子の相互作用

付録B 古典確率過程と古典制御理論
  B.1 確率過程入門
  B.2 軌道推定とカルマンフィルタ
  B.3 最適制御理論

付録C カルデラ・レゲット模型
  C.1 ハイゼンベルク方程式
  C.2 量子マスター方程式

参考文献
索引

サポート情報

次号の予告

書影

空間グラフのトポロジー

Conway-Gordonの定理をめぐって
Conway–-Gordonの定理を嚆矢とする空間グラフの内在的性質の研究は,トポロジー,物理,化学,実験科学などを巻き込んで多くの分流を生み,1つの体系を成しつつある.本書では,空間グラフの内在的性質を巡る研究について,古典的な結果から始めて比較的最近の結果まで含めて概説し,その発展と拡がりを紹介していく.

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