数値計算の基礎

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ライブラリ新情報工学の基礎  9

数値計算の基礎

数値解法を中心に
定価:
1,870
(本体:1,700円+税)
難易度:中級

発行日:1998年2月1日

発行:サイエンス社

ISBN:978-4-7819-0861-8

サイズ:並製A5

ページ数:208ページ

在庫:在庫あり

内容詳細

数値解法は自然科学や工学の分野において大規模で高い精度の解が要求される数値シミュレーションを支える技術の一つ.本書は基本的な数値解法を中心に,考え方や方法が能率よく身につけられるよう解説.斯学に関する歴史的人物の紹介など,幅広く学べる.

目次

1 有限桁計算に伴う誤差
1-1 浮動小数点表現と丸め誤差
1-2 情報落ちについて
1-3 桁落ちについて
1-4 練習問題
2 Newton法
2-1 Newton法
2-2 m重根に対するNewton法
2-3 Secant(割線)法c
2-4 2変数のときのNewton法
2-5 練習問題
3 加速法
3-1 収束の加速について
3-2 Richardsonの加速法
3-3 Aitkenのδ2
3-4 Wynnのε算法
3-5 Wynnのρ算法
3-6 Levinのμ変換
3-7 収束性
3-8 Steffensenの反復法
3-9 練習問題
4 反復解法
4-1 定常反復法
4-2 共役勾配法
4-3 練習問題
5 代数方程式
5-1 Durand-Kerner法
5-2 Aberth法による初期値の選び方
5-3 DK法の変形
5-4 パラメータωつき解法について
5-5 SOR型加速について
5-6 Smithによる誤差評価
5-7 数値例
5-8 練習問題
6 数値積分法
6-1 補間法
6-2 数値積分法
6-3 変数変換型の積分公式
6-4 二重指数関数型積分公式
6-5 練習問題
7 常微分方程式の数値解法
7-1 流体解析で使われている時間積分法
7-2 微分について
7-3 数値解法の‘源泉’
7-4 初期値問題の標準形
7-5 Euler法
7-6 Heun法と修正Euler法
7-7 Runge-Kutta法
7-8 Runge-Kutta法の一般化公式
7-9 2階の微分方程式に対するNyströmの方法
7-10 常微分方程式の境界値問題
7-11 重みつき残差法
7-12 線形多段階法
7-13 練習問題
8 偏微分方程式
8-1 偏微分方程式の分類
8-2 1次元の放物型偏微分方程式
8-3 2次元の放物型偏微分方程式
8-4 双曲型偏微分方程式
8-5 楕円型偏微分方程式
9 最小2乗法
9-1 最小2乗法
10 問題略解

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