知覚と感覚の心理学

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ライブラリ心理学を学ぶ  2

知覚と感覚の心理学

定価:
2,970
(本体:2,700円+税)
難易度:入門

発行日:2022年12月10日

発行:サイエンス社

ISBN:978-4-7819-1551-7

サイズ:並製A5

ページ数:296ページ

在庫:在庫あり

内容詳細

人や動物は,目や耳,鼻や舌などを通じて環境から情報を獲得し,それらは神経細胞を経て脳に伝わります.脳に伝わった情報によって私たちはものを認識し,想像したり身体を動かしたりします.本書は,そのような知覚・感覚とよばれる心のはたらきを,研究・教育経験の豊富な著者陣がやさしく解説します.また,時間感覚や高次脳機能障害といったトピックについても詳しく紹介します.

目次

第1章 生理心理学
  1.1 生理心理学とは
  1.2 生理的機能と心理的機能の計測
  1.3 目の機能と心理的機能
  1.4 まとめ
  復習問題
  参考図書

第2章 高次脳機能障害
  2.1 高次脳機能とは
  2.2 高次脳機能障害とその原因
  2.3 主な高次脳機能障害とその症状
  復習問題
  参考図書

第3章 心理物理学
  3.1 フェヒナーの心理物理学
  3.2 心理物理学的測定法
  3.3 スティーブンスの新心理物理学
  3.4 信号検出理論
  復習問題
  参考図書

第4章 視覚
  4.1 眼の構造
  4.2 網膜と外側膝状体
  4.3 第一次視覚野
  4.4 明所視と暗所視
  4.5 色
  復習問題
  参考図書

第5章 視覚:さまざまな視覚現象
  5.1 形の知覚
  5.2 運動の知覚
  5.3 奥行きの知覚
  5.4 恒常性
  5.5 視覚認知
  復習問題
  参考図書

第6章 聴覚:基礎編
  6.1 音の物理
  6.2 聴覚の仕組み
  6.3 聴覚における周波数分析
  復習問題
  参考図書

第7章 聴覚:応用編
  7.1 ヒトは何を聴くのか
  7.2 聴覚コミュニケーション
  復習問題
  参考図書

第8章 嗅覚・味覚・痛覚
  8.1 嗅覚
  8.2 味覚
  8.3 痛覚
  復習問題
  参考図書

第9章 時間知覚
  9.1 心理的時間の感覚器官
  9.2 時間の長さによるプロセスの違い
  9.3 心理的時間の研究法
  9.4 心理的時間を伸縮させる要因
  復習問題
  参考図書

第10章 注意
  10.1 注意とは
  10.2 選択的注意
  10.3 不注意
  10.4 注意の障害
  復習問題
  参考図書

引用文献
人名索引
事項索引

サポート情報

正誤表

その他

■聴覚デモンストレーション

【使用上のご注意】
 コンピューターやディスプレイ,あるいはスマートフォンに内蔵されたスピーカーではなく,外付けのスピーカーを接続してお使いいただくか,ヘッドフォンまたはイヤフォンを接続してお聞きいただくことをお勧めします。機器に内蔵されたスピーカーからの出力は音質が充分でない場合が多いためです。音を出してみる前にボリュームを上げすぎないように気をつけてください。

第6章
時間波形とスペクトログラムの例 長い音の例 周波数変化音の例 音圧の変化する時間波形の例 第7章
正弦波音声 フィルター通過音声の例 同じ原音声から作成された雑音駆動音声の例 劣化音声の例 注:著作権法上の問題を避けるため,図7.5, 7.9, 7.11のデモンストレーションに用いた原音声は,書籍の図を作成するのに使用した原音声とは異なるものを使用しています。

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