電気電子工学入門

電気・電子工学テキストライブラリ  A-1

電気電子工学入門

電磁気現象の理解から機能の実現へ
定価:
2,695
(本体:2,450円+税)
難易度:入門

発行日:2024年9月10日

発行:数理工学社

ISBN:978-4-86481-117-0

サイズ:並製A5

ページ数:216ページ

在庫:在庫あり

内容詳細

本書は,工学系を中心とした学生向けに電気電子工学の基礎から実際の回路の設計までを解説した入門書.前提知識を高校レベルの数学や物理に留め,回路シミュレータの実際の出力図をはじめ,図を多数配置した.電気電子工学としてのものの見方を習得できるよう配慮した好個の教科・参考書.

目次

第1章 電気電子工学の世界
  1.1 社会を支える電気電子工学
  1.2 回路の分類
  1.3 電気の物理的性質
  1.4 機能を実現する仕組み
  1.5 物理と機能を結び付ける考え方
  1.6 機能を実現してみよう
  1章の演習問題

第2章 キルヒホッフの法則
  2.1 回路素子
  2.2 ネットワーク
  2.3 キルヒホッフの電流則
  2.4 キルヒホッフの電圧則
  2.5 独立電源
  2.6 スイッチ
  2.7 論理演算の仕組み
  2章の演習問題

第3章 直流回路
  3.1 オームの法則
  3.2 合成抵抗
  3.3 テブナンの等価電源
  3.4 回路方程式
  3.5 電力
  3.6 ダイオード
  3.7 整流回路
  3章の演習問題

第4章 回路の微分方程式
  4.1 物理現象と微分方程式
  4.2 キャパシタ(コンデンサ)
  4.3 インダクタ(コイル)
  4.4 回路の変数の関係
  4.5 1階の微分方程式の例
  4.6 2階の微分方程式の例
  4章の演習問題

第5章 簡単な過渡現象
  5.1 1階の微分方程式の解
  5.2 キャパシタの放電
  5.3 指数関数の複素化
  5.4 2階の微分方程式の解
  5章の演習問題

第6章 直流電源を含む回路の過渡現象
  6.1 非同次式と同次式の関係
  6.2 非同次方程式の解
  6.3 インダクタによる昇圧
  6.4 DC-DCコンバータ
  6章の演習問題

第7章 交流電源を含む回路の過渡現象
  7.1 複素数表現を用いた解
  7.2 直列共振回路
  7.3 特解と同次方程式の解の性質
  7.4 変数の複素数表現
  7.5 複素数表現の物理的解釈
  7章の演習問題

第8章 交流回路
  8.1 フェーザ
  8.2 インピーダンス
  8.3 共振回路
  8.4 Q値
  8.5 交流の電力
  8.6 交流のエネルギー伝送
  8章の演習問題

第9章 周波数特性
  9.1 伝達関数
  9.2 フィルタの接続
  9.3 変圧器と結合係数
  9.4 ワイヤレスエネルギー伝送
  9章の演習問題

第10章 電気の波
  10.1 寄生素子
  10.2 電気の速度
  10.3 電気の波の方程式
  10.4 波動方程式の解
  10.5 波の注入と反射
  10.6 交流の波
  10.7 波の波長と回路の大きさ
  10章の演習問題

第11章 回路と電磁波
  11.1 アンテナ
  11.2 回路と電磁気の物理量
  11.3 回路から放射される波
  11.4 波の干渉
  11.5 波の送信と受信
  11章の演習問題

第12章 回路の設計
  12.1 実際の回路
  12.2 ダイオードの特性
  12.3 トランジスタの特性
  12.4 回路シミュレータ
  12.5 DC-DCコンバータの過渡解析
  12.6 結合共振回路のAC解析
  12章の演習問題

第13章 増幅
  13.1 増幅とは
  13.2 インピーダンス変換
  13.3 オペアンプ
  13.4 増幅回路
  13.5 オペアンプの電源
  13.6 アナログ演算回路
  13章の演習問題

第14章 フィードバック
  14.1 フィードバックとは
  14.2 正帰還と負帰還
  14.3 発振回路
  14.4 伝達関数に基づく考え方
  14.5 周波数特性に基づく発振回路
  14.6 発振器の回路シミュレーション
  14章の演習問題

付録A 電磁気学の基礎
  A.1 点電荷と電界
  A.2 線電流と磁界

略解
索引

サポート情報

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