基礎コース 民法入門

書影

基礎コース[法学]  2

基礎コース 民法入門

定価:
2,090
(本体:1,900円+税)
難易度:入門

発行日:2001年4月10日

発行:新世社

ISBN:978-4-88384-027-4

サイズ:上製A5

ページ数:200ページ

在庫:品切れ

内容詳細

民法財産法における各規定,各理論の関連性を説き明かし,全体像の描出を意図した新しいスタイルの入門書.個々の条文の根定にある点と点をつなげて,学習者が「木を見て森を見ない」とならないよう配慮した.

目次

1 民法序論
  1 民法の意義と歴史
  2 近代民法の時代背景
  3 近代民法を支えた4つの原則

2 意思自治及び契約自由の原則とその修正
  1 意思自治及び契約自由の原則とその修正
  2 契約自由の原則の内容とその修正

3 契約拘束力の原則
  1 人は契約になぜ拘束されるのか
  2 特定の者を保護するための例外
  3 無償契約についての例外
  4 継続的契約関係における例外
  5 期限の利益の付与についての例外 ―不安の抗弁権
  6 消費者保護特別立法

4 取引の安全の保護 ―権利者保護と取引安全保護の調整
  1 意思表示に対する相手方の信頼保護 ―契約の解釈
  2 権利外観に対する第三者の信頼保護 ―外観法理と対抗不能の法理
  3 取消と第三者保護
  4 代理権の存在への信頼保護
  5 債権の準占有者への弁済
  6 4のまとめ

5 意思自治にかかわるその他の諸問題
  1 契約の効力と第三者
  2 利益といえども強制することをえず ―形成権概念の応用可能性

6 私法上の権利の分類
  1 私権の保護する利益を基準とした分類
  2 私権の作用を基準とした分類
  3 財産権の効力

7 民法の解釈
  1 民法の解釈の必要性
  2 民法解釈のメカニズム

補論 民法解釈に必要な能力の涵養 ―本書の締め括りとして

索引

サポート情報