数理科学 2021年3月号

数理科学 2021年3月号 No.693

カイラリティとは何か

物質と数理における役割に迫る
定価:
1,049
(本体:954円+税)

発行月:2021年3月

JAN:4910054690316

在庫:在庫あり

内容詳細

右手と左手の関係のように,ある対象がその鏡像と重ならない性質をカイラリティと呼びます.カイラリティは素粒子の基本的相互作用から,原子・分子の形態,磁気秩序の構造,DNAやウイルスの形,結晶から銀河の形状に至るまで自然界のあらゆるスケールで現れ,物質の機能に直結しています.そして,その背後には対称性とトポロジーの数理が潜んでいます.本特集では,カイラリティの概念が数理科学や物質の研究においてどのようにあらわれ,相互に影響を与えているのかについて,様々な切り口から迫っていきます.

表紙CGコメント

今回の表紙ではまずベクトル場を設定し,画像ピクセルの上に配置した色を流れに従って動かし,色の混ざり方を決めています.(巴山竜来)

目次

特集

  • 巻頭言
    岸根順一郎
  • カイラリティとは何か
    ~ 物質科学の視点から ~
    戸川欣彦
  • カイラリティと磁気構造
    多々良 源
  • 数理結晶学とカイラリティ
    M. Nespolo
  • 巻貝のキラリティを考える
    近藤 滋
  • カイラル量子異常
    福嶋健二
  • カイラリティと宇宙
    ~ ミクロな素粒子とマクロな宇宙を繋ぐカイラリティ ~
    山本直希
  • 渦の数理
    ~ 可視的世界に表現されたリー代数の構造 ~
    吉田善章
  • 鏡像の数学と結び目
    ~ カイラル結び目オブジェクトを理解する ~
    河内明夫

コラム

  • 化学における「キラリティ」
    山本浩史

連載

  • 微生物流体力学への招待 7
    ~ パーセルの帆立貝定理 ~
    石本健太

研究者の窓

  • 研究者の本棚
    ~ 私の読んだ本と私の書いた本 ~
    河東泰之

サポート情報

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