数理科学 2021年1月号

数理科学 2021年1月号 No.691

時空概念と物理学の発展

一般相対性理論から時空創発へ
定価:
1,049
(本体:954円+税)

発行月:2021年1月

JAN:4910054690118

在庫:在庫あり

内容詳細

ニュートン力学では独立に考えられていた空間と時間は,アインシュタインの特殊相対性理論の登場により“時空”として統一的に扱われ,一般相対性理論では重力は時空の歪みであるという考えに発展しました.最近の研究では,実際の時空は私たちの感じている(3+1)次元よりも高次元であると考えられており,時空概念の理解は物理学の発展に大きく寄与しています.本特集ではそういった時空概念の変遷をはじめ,ブラックホール,量子情報理論,超弦理論といった理論の発展について,“時空”を切り口に迫っていきます.

表紙CGコメント

今月号の表紙では 3 次元ノイズ関数をボリュームレンダリングにより,3D グラフィックスとして描画しています.これはレイマーチングと呼ばれるレンダリング方法で描画しており,カメラ視点からレイを行進させ,通過する点での不透過率で色を重ねています.また完全に不透過になった点での光の当たり方を計算し,シェーディングさせています.(巴山竜来)

目次

特集

  • 時空の世界像
    磯 暁
  • 一般相対性理論
    ~ 時空の歪みと重力 ~
    松原隆彦
  • 時空とは何か
    ~ マッハ原理から量子時空へ ~
    川合 光
  • 統一理論と時空の発展
    ~ 高次元時空 ~
    太田信義
  • 階層性問題と余剰次元
    林 青司
  • ブラックホール熱力学と時空
    野村泰紀
  • ゲージ理論から時空へ
    ~ ホログラフィー原理 ~
    橋本幸士
  • 量子情報理論と時空
    高柳 匡
  • 超弦と時空
    ~ ポルチンスキーの教科書が書かれた後になってわかった,素粒子の謎を解明する超弦の幾何学 ~
    溝口俊弥
  • 超弦時空と機械学習
    大塚 啓

連載

  • 微生物流体力学への招待 6
    ~ 流体中の物体の遊泳 ~
    石本健太

サポート情報

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