数理科学 2022年6月号

数理科学 2022年6月号 No.708

集合・位相の考え方

数学の基礎をなす概念
定価:
1,049
(本体:954円+税)

発行月:2022年6月

JAN:4910054690620

在庫:在庫あり

内容詳細

“集合・位相”は数学系・情報系の学科では基礎的な重要科目として,その名は冠せずとも,必修の講義が設けられてきました.しかし,近年このような基礎講義はなるべく簡単に済ませて,早く個別の専門分野に進む方が合理的だという意見が強くなり,講義は縮小傾向にあるように思います.逆に言えば,数学の専門的なテーマと同様,“集合・位相”が専門科目として扱われてよい時代になってきたのではないかと思います.本特集では,集合・位相の基本的考え方や重要性を紹介することに加えて,それらを専門科目として勉強,さらに研究することの意義や面白さ伝えていきます.

表紙CGコメント

今回の表紙は Ammann-Beenker タイリングと呼ばれる準周期タイリングをもとに,模様付けられたタイルによって構成されています.このタイリングは 8 回対称性を持つ非周期なタイリングで,さらに 4 方向のグリッドの双対によって得られますが,このタイリングの模様にはその性質が表れています.(巴山竜来)

目次

特集

  • 巻頭言
    田中一之
  • ハウスドルフの集合論と位相空間論の誕生
    ~ 現代,ないし(仮想的)近未来の視点からの考察 ~
    渕野 昌
  • 距離空間と距離化定理
    藤田博司
  • コンパクト空間とコンパクト化
    ~ 距離空間の点列コンパクト性を中心に ~
    嘉田 勝
  • 順序数と基数
    酒井拓史
  • 連続体仮説と選択公理
    依岡輝幸
  • 記述集合論
    ~ ボレル集合を超えて ~
    木原貴行
  • ユークリッド空間の“位相的性質”と逆数学
    横山啓太

コラム

  • 公理的集合論の発展
    塩谷真弘

連載

  • 微生物流体力学への招待 17
    ~ 微生物集団のパターン ~
    石本健太

サポート情報

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