数理科学 2012年10月号

数理科学 2012年10月号 No.592

超弦理論の数理

最先端の数学が拓く新たな自然像
定価:
1,047
(本体:952円+税)

発行月:2012年10月

JAN:4910054691023

在庫:品切れ

内容詳細

現代物理学の主要テーマの一つである弦理論においては,最先端の数学が用いられています.また,超弦理論や素粒子論の研究は,数学の新しい発展を触発しています.本特集では弦理論とそこに登場する最先端の数学を取り上げて,様々なアプローチがあることを紹介していきます.それとともにそれらの数学が超弦理論にとって,どう重要なのか,さらなる問題提起なども含めて気鋭の若手研究者を中心とした研究者が迫っていきます.

表紙CGコメント

目次

特集

  • 巻頭言
    大栗博司
  • 場の理論の分解学
    山崎雅人
  • 4次元ゲージ理論と2次元共形場理論
    ~ AGT予想の数学的背景 ~
    中島 啓
  • 混成弦・II型弦双対性の一側面
    立川裕二
  • M-理論とメンブレーンの力学
    細道和夫
  • 超弦理論が教える繰り込み群とタイムマシンの関係
    中山 優
  • F-理論の数理
    ~ 素粒子模型の記述に関連して ~
    渡利泰山
  • 量子ダイログ関数と団代数
    中西知樹
  • カタラン数から弦理論のミラー対称に迫る
    村瀬元彦

コラム

  • 超弦理論のさし示す新しい幾何学
    江口 徹

編集部一問一答

  • 弦理論と数学の関係
    大栗博司

書評

  • 演習形式で学ぶ リー群・リー環
    西山 享

「数理科学」は語る

  • 1982年10月号
    野本憲一

連載

  • 大学院入試問題からみた大学の数学 2
    ~ 微積分1 ~
    海老原 円 , 太田雅人
  • 情報幾何の新展開 17
    ~ Tsallisのqエントロピー,エスコート幾何,共形幾何 ~
    甘利俊一

サポート情報

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