関数論

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工科系の数学  6

工科系の数学6

関数論

定価:
2,420
(本体:2,200円+税)
難易度:上級

発行日:1999年12月1日

発行:サイエンス社

ISBN:978-4-7819-0889-2

サイズ:並製A5

ページ数:200ページ

在庫:在庫あり

内容詳細

本書では,複素数を独立変数とする複素数値関数の理論について,多数の例を通して基礎から学び,流体力学や電磁気学等に現れる実の2次元ポテンシャルを扱うのに適した理論の枠組みを与える.

目次

関数論
1 複素平面における点集合
1-1 複素平面
1-2 領域
1-3 境界点,集積点
1-4 数列
1-5 数球面;点∞
1-6 練習問題
2 初等関数
2-1 関数,写像
2-2 極限値,連続性
2-3 複素指数関数
2-4 複素対数関数
2-5 一般のべき
2-6 三角関数
2-7 双曲線関数
2-8 平方根w=√z
2-9 n乗根
2-10 練習問題
3 1次分数関数
3-1 1次分数関数→メービウス変換
3-2 円円対応性,等角性,向き不変性
3-3 6点公式
3-4 対称点
3-5 練習問題
4 べき級数
4-1 無限級数
4-2 べき級数
4-3 一様収束
4-4 練習問題
5 微分,解析関数
5-1 定義と演算則
5-2 コーシー−リーマンの方程式
5-3 導関数の幾何学的意味
5-4 導関数の物理的意味:複素ポテンシャル
5-5 練習問題
6 積分
6-1 基礎
6-2 積分の演算則
6-3 コーシーの積分定理
6-4 コーシーの積分公式
6-5 境界上の関数値だけで内部の関数値が決まること
6-6 練習問題
7 コーシーの積分公式の応用
7-1 準備−幾何級数を用いた巧妙な計算
7-2 解析関数のテイラー級数
7-3 代数学の基本定理
7-4 解析関数の平均値の性質
7-5 最大値原理
7-6 練習問題
8 調和関数とディリクレ問題
8-1 調和関数
8-2 調和関数から複素ポテンシャルを求める具体的な方法
8-3 調和関数の平均値の性質
8-4 調和関数に対する最大値原理
8-5 ディリクレ問題
8-6 任意の領域におけるディリクレ問題の解
8-7 練習問題
9 ローラン級数と特異点
9-1 ローラン展開
9-2 ローラン展開の方法
9-3 孤立特異点
9-4 除去可能な特異点
9-5 極
9-6 真性特異点
9-7 渦なしの流れへの応用
9-8 z−変換
9-9 練習問題
10 留数の理論
10-1 留数定理
10-2 留数を計算する方法
10-3 留数定理の応用例
10-4 留数定理を用いる実積分の計算
10-5 零点と極の個数を数える積分
10-6 練習問題
2 練習問題の略解

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