読んでわかる心理統計法

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ライブラリ読んでわかる心理学  15

読んでわかる心理統計法

定価:
2,970
(本体:2,700円+税)
難易度:入門

発行日:2019年10月25日

発行:サイエンス社

ISBN:978-4-7819-1453-4

サイズ:並製A5

ページ数:304ページ

在庫:在庫あり

内容詳細

心理統計法は心理学では必要不可欠なため,専攻する学科では必須科目として位置づけられ,公認心理師試験の受験資格を得るためにも修得が必要となっています.本書では,心理統計法として学習すべき広い範囲の中でも記述統計と推測統計を学びます.数学が苦手な人でも実際に計算してみて理解を深められるよう,計算式に加えて,電卓とR言語を用いた計算例をそれぞれ紹介しています.

目次

第1章 心理統計法を学ぶ準備をする
  1.1 量的研究と心理統計法
  1.2 測定尺度の水準
  1.3 総和を表すΣ記号
  1.4 本書で用いる基礎的計算
  1.5 R―計算ツールとして

第2章 度数分布表と統計グラフを理解する
  2.1 度数分布表とヒストグラム
  2.2 名義もしくは順序尺度をなす変数の度数分布表

第3章 分布を表す記述的指標を理解する
  3.1 代表値
  3.2 散布度
  3.3 歪度
  3.4 尖度
  3.5 Rを用いた記述的指標の算出
  3.6 線形変換と標準化
  3.7 中心極限定理と正規分布
  3.8 箱ひげ図

第4章 量的変数の相関関係を理解する
  4.1 相関と連関
  4.2 散布図と相関係数
  4.3 順序尺度をなす変数の相関係数

第5章 質的変数の連関を理解する
  5.1 一様性とクロス集計表
  5.2 連関とクロス集計表
  5.3 連関の強さを表す指標
  5.4 残差

第6章 平均値に関する仮説検定を理解する
  6.1 母集団と標本
  6.2 仮説検定とは
  6.3 1つの平均値
  6.4 2つの平均値の差

第7章 平均値差の効果量を理解する
  7.1 効果量の必要性
  7.2 対応のない2標本の場合
  7.3 1標本および対応のある2標本の場合
  7.4 Rを用いた効果量の算出

第8章 相関係数と連関係数に関する仮説検定を理解する
  8.1 1つの相関係数
  8.2 2つの相関係数の差
  8.3 連関
  8.4 クラメールの連関係数の信頼区間
  8.5 対応のある2つの比

第9章 単回帰分析を理解する
  9.1 因果関係と単回帰分析
  9.2 有意性検定
  9.3 切片と回帰係数の区間推定
  9.4 Rを用いた単回帰分析
  9.5 偏相関係数

第10章 参加者間1要因の分散分析を理解する
  10.1 要因と水準
  10.2 検定の多重性の問題
  10.3 分散分析の原理
  10.4 平均値の多重比較
  10.5 効果量
  10.6 正規性と等分散性の仮定
  10.7 Rを用いた分散分析

第11章 参加者内1要因の分散分析を理解する
  11.1 分散分析の原理
  11.2 参加者内要因の仮定
  11.3 平均値の多重比較
  11.4 効果量
  11.5 Rを用いた分散分析と多重比較

第12章 参加者間2要因の分散分析を理解する
  12.1 分散分析の原理
  12.2 単純主効果の検定
  12.3 多重比較
  12.4 効果量
  12.5 Rを用いた分散分析と多重比較
  12.6 要因計画と分散分析

付表
復習問題解答例
引用文献
索引

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