読んでわかる家族心理学

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ライブラリ読んでわかる心理学  14

読んでわかる家族心理学

定価:
2,530
(本体:2,300円+税)
難易度:入門

発行日:2021年2月10日

発行:サイエンス社

ISBN:978-4-7819-1491-6

サイズ:並製A5

ページ数:216ページ

在庫:在庫あり

内容詳細

家族心理学は,家族を複数の人の関係性としてとらえ,心理学的観点から研究する学問です.本書では,家族とは何か,それはどのように形成され発達するのか,その際どのような問題が生じ,場合によっては崩壊に至るのか等について見ていきます.また,家族を理解するための視点・理論や今後の問題,対応する専門機関についても紹介します.大学等で学ぶ方,独習される方におすすめの一冊です.

目次

第1章 家族心理学とは何か
  1.1 はじめに
  1.2 家族心理学の始まり
  1.3 家族心理学の特色

第2章 家族とは何か
  2.1 家族の定義
  2.2 日本の家族,世界の家族
  2.3 宗教と家族
  2.4 国家と家族
  2.5 わが国における家族の形態とその変化
  2.6 家族の役割と機能

第3章 家族関係はどのように形成されるのか
  3.1 家族を形成するための前提条件
  3.2 対人魅力
  3.3 好意と愛情
  3.4 恋愛から配偶者選択へ
  3.5 晩婚
  3.6 非婚
  3.7 多様化するカップル

第4章 家族はどのように発達するのか
  4.1 家族の発達
  4.2 ステップファミリー

第5章 家族関係の中でどのような問題が生じるのか
  5.1 きょうだいについて
  5.2 親子関係の変遷

第6章 家族関係は社会にどのような影響を与えるのか
  6.1 社会化
  6.2 家族関係と非行の問題
  6.3 家族とその他の問題
  6.4 まとめ

第7章 家庭でどのような暴力が生じるのか
  7.1 家族の間で生じる暴力
  7.2 配偶者間暴力
  7.3 子ども虐待
  7.4 家庭内暴力

第8章 家族関係はどのように崩壊するのか
  8.1 夫婦関係崩壊の実情
  8.2 崩壊のプロセス
  8.3 子どもに与える影響

第9章 家族関係を理解する視点・理論にはどのようなものがあるか
  9.1 学際的研究テーマとしての“家族”
  9.2 精神医学からのアプローチ
  9.3 社会学からのアプローチ
  9.4 まとめ

第10章 家族関係はどのように査定するのか
  10.1 生物―心理―社会モデルを用いた視点
  10.2 具体的な査定方法
  10.3 家族査定法の比較
  10.4 ジェノグラム

第11章 家族関係を変容させるにはどうすればよいのか
  11.1 家族システムと家族療法
  11.2 家族療法の歴史とその開拓者
  11.3 家族療法の実際

第12章 高齢者家族を取り巻く諸問題
  12.1 高齢化と生活
  12.2 認知症
  12.3 高齢者の扶養と老老介護
  12.4 高齢者虐待
  12.5 看取り
  12.6 孤独死

第13章 これからの家族関係はどのようなことが問題となるのか
  13.1 少子化
  13.2 死にまつわる問題
  13.3 国際化
  13.4 ハーグ条約
  13.5 生殖医療
  13.6 赤ちゃんポスト

第14章 家族関係を扱う専門的機関にはどのようなものがあるか
  14.1 国の機関
  14.2 地方公共団体の機関
  14.3 その他の機関

引用文献
人名索引
事項索引

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