財政学への招待

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ライブラリ経済学への招待  5

財政学への招待

定価:
2,530
(本体:2,300円+税)
難易度:入門

発行日:2022年11月25日

発行:新世社

ISBN:978-4-88384-362-6

サイズ:並製A5

ページ数:264ページ

在庫:在庫あり

内容詳細

財政制度に対する経済学的な見方を提供し,政府の経済活動が人々の現在や将来にもたらす意味を説き明かした新しいスタイルの財政学テキスト.行動経済学の知見も含め,必ずしも合理的ではない個人を前提とした分析も紹介.さらに近年直面する多様な危機への対応の問題も論じる.2色刷として図解を多用し一層の理解を配慮.

目次

第1部 財政学とは?
第1章 なぜ財政学を学ぶのか?
  1.1 政府はなぜ存在するのか?
  1.2 政府の経済活動の現状
  1.3 なぜ財政学を学ぶのか?
  練習問題

第2部 政府の仕事
第2章 公共財の供給
  2.1 公共財の理論
  2.2 投票と公共財の供給
  2.3 行動経済学からの示唆
  2.4 避けなければならないシナリオ,求められる対応
  練習問題
  補論 投票で決められた結果の意味

第3章 所得再分配
  3.1 社会保障関係費の推移
  3.2 所得再分配の理論
  3.3 所得再分配はどのように行われるべきか
  3.4 行動経済学からの示唆
  3.5 避けなければならないシナリオ,求められる対応
  練習問題

第4章 社会保険
  4.1 社会保険制度
  4.2 社会保険の理論
  4.3 少子高齢時代の年金保険
  4.4 行動経済学からの示唆
  4.5 避けなければならないシナリオ,求められる対応
  練習問題
 
第5章 景気安定化政策
  5.1 景気安定化政策の理論(45度線モデル)
  5.2 景気安定化政策の理論(IS-LMモデル)
  5.3 避けなければならないシナリオ,求められる対応
  練習問題

第6章 危機管理
  6.1 ショックに政府はどう対応してきたか
  6.2 危機時の政府の役割
  6.3 行動経済学からの示唆
  6.4 避けなければならないシナリオ,求められる対応
  練習問題

第3部 政府の財源調達
第7章 税
  7.1 税の理論
  7.2 効率性の観点からどのような税が好ましいのか
  7.3 公平性の観点からどのような税が好ましいのか
  7.4 行動経済学からの示唆
  7.5 避けなければならないシナリオ,求められる対応
  練習問題
  補論 ラムゼイルール

第8章 公債
  8.1 公債の理論
  8.2 財政赤字がもたらす社会的な負担
  8.3 行動経済学からの示唆
  8.4 避けなければならないシナリオ,求められる対応
  練習問題

第4部 政府間関係
第9章 地方財政
  9.1 地方政府の役割
  9.2 地方政府の機能に関する理論
  9.3 国と地方の財政関係
  9.4 避けなければならないシナリオ,求められる対応
  練習問題

参考文献
索引

サポート情報

広告・書評

  • 「経済セミナー 2023年2・3月号 No.730」のBOOK ANGLE | 新刊書紹介 で本書が紹介されました.

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