人を傷つける心

書影

セレクション社会心理学  9

人を傷つける心

攻撃性の社会心理学
定価:
2,670
(本体:2,427円+税)
難易度:中級

発行日:1993年4月1日

発行:サイエンス社

ISBN:978-4-7819-0694-2

サイズ:並製四六

ページ数:376ページ

在庫:品切れ

内容詳細

人間は地球上でもっとも凶悪な生物と言われています.本書の第一部では,こういった人間の攻撃性に関するさまざまな考え方や知見を,「内的衝動説」「情動発散説」「社会的機能説」から論じています.さらに第二部では,攻撃の動機,認知的制御,共感性,カタルシス,怒りの臨床心理などのトピックスを取り上げ,紹介しています.

目次

1 人間の攻撃性 3つのパースペクティブ
1-1 攻撃事象の普遍性
1-2 攻撃の定義
1-3 3つのパースペクティブ
2 死の本能 フロイト
2-1 破壊の本能衝動
2-2 フロイトの攻撃観の変遷
2-3 破壊衝動から人類を守る
3 生得的攻撃機構 ローレンツ
3-1 「悪の自然誌」
3-2 攻撃の生物学的機能\r
3-3 生得的攻撃機構\r
3-4 攻撃の抑制システム
3-5 人間における攻撃性 なぜ,人間だけ仲間どうし殺しあうのか
4 共感性と攻撃
4-1 同情は攻撃を抑制する
4-2 共感性と攻撃
4-3 親密さと同情
4-4 共感的性格
4-5 結論
5 欲求不満と攻撃
5-1 基本命題
5-2 攻撃動因とは何か
5-3 欲求不満説に対する批判
6 攻撃のカタルシス
6-1 カタルシスとは何か
6-2 空想活動によるカタルシス
6-3 攻撃的ユーモアによるカタルシス
6-4 暴力映像によるカタルシス
6-5 スポーツと攻撃性
6-6 結論
7 不快情動と衝動的攻撃 バーコビッツ
7-1 欲求不満説の再評価
7-2 不快感情の攻撃動因性
7-3 情動ネットワーク・モデル
8 セックスと暴力
8-1 性的な興奮と攻撃性
8-2 拮抗情動反応
8-3 暴力的ポルノグラフィーの影響
9 攻撃性の形成 社会的学習
9-1 経験が人を攻撃的にする
9-2 攻撃の強化制御
9-3 攻撃の刺激制御
9-4 攻撃のモデリング
9-5 暴力傾向の改善策
9-6 学習理論の限界
10 社会的認知と攻撃の機能\r
10-1 攻撃の2つの目標
10-2 社会的葛藤と攻撃
10-3 攻撃の4つの社会的機能\r
10-4 攻撃機能論の特徴
11 責任の帰属と攻撃
11-1 原因帰属の心理
11-2 意図の知覚
11-3 動機の正当性
11-4 3次元モデルの検証
11-5 尊重 軽視の次元
11-6 他人の心 不可知論
12 怒りの臨床心理 タイプAとパラノイド
12-1 怒りと心身症
12-2 パラノイド傾向と攻撃性
13 攻撃の2過程モデル 理論的統合
13-1 攻撃理論間の争点
13-2 攻撃の2過程モデル
13-3 結語

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