法社会学

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新法学ライブラリ  27

法社会学

定価:
2,970
(本体:2,700円+税)
難易度:入門

発行日:2022年7月10日

発行:新世社

ISBN:978-4-88384-351-0

サイズ:上製A5

ページ数:360ページ

在庫:在庫あり

内容詳細

法社会学とは,裁判の機能,司法へのアクセス,法文化と法意識,紛争の展開過程,弁護士の役割,行政過程の分析,ジェンダーや虐待の問題,逸脱行動,社会変動と法など,法にかかわる社会現象や人々の行動・認識に関する様々な側面について考察する学問分野である.本書は,法社会学が対象とする広範な研究領域について,斯学の第一人者がその分析の枠組みや理論・方法論を解説した好個のテキストである.

目次

1 法社会学の生成と発展
  1.1 法社会学の源流
  1.2 法社会学と隣接領域

2 法社会学の構図
  2.1 法社会学における法とは何か
  2.2 法社会学の方法
  2.3 法社会学の批判性

3 社会構造と法意識
  3.1 法意識と訴訟利用
  3.2 社会構造と紛争処理
  3.3 法文化概念とローカルな法意識

4 秩序と紛争
  4.1 社会秩序と法秩序
  4.2 交渉論の展開
  4.3 紛争過程の展開と構造
  4.4 紛争「解決」の神話

5 紛争交渉支援と合意型紛争処理制度
  5.1 紛争処理システムの類型論
  5.2 ADRの社会的位置づけ
  5.3 過程としてのADR

6 裁判とその過程
  6.1 裁判の理念と現実
  6.2 裁判の構造と過程
  6.3 訴訟は誰のものか ― 裁判過程の分析
  6.4 裁判の社会的機能
  6.5 裁判の代替的システム ― 過失責任主義の修正

7 リーガル・プロフェッション
  7.1 法曹・弁護士モデルの変容
  7.2 法曹人口と司法制度改革
  7.3 弁護士=クライアント関係の再構築 ― リーガル・カウンセリング・モデル
  7.4 まとめ ― 弁護士論の課題

あとがき
参考文献
索引

サポート情報

広告・書評

  • 「法学セミナー 2023年1月号 No.816」の書評 で本書が紹介されました.

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