市場社会の経済学

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新経済学ライブラリ  17

市場社会の経済学

定価:
2,750
(本体:2,500円+税)
難易度:中級

発行日:1991年10月1日

発行:新世社

ISBN:978-4-915787-17-1

サイズ:上製A5

ページ数:272ページ

在庫:在庫あり

内容詳細

20世紀の市場社会の制度的な構造を経済・政治・国際秩序等との関連により説き明かしつつ,その構造変化が現代資本主義に何をもたらしているかを解き明かす.

目次

0 変化する現代社会と「市場社会論」
1 市場社会の基礎
1 市場社会の基本的条件
1-1 市場経済の条件
1-2 分業
1-3 「資本主義の精神」の形成
2 市場社会の基礎理論
2-1 コミュニケーションとしての経済
2-2 市場均衡理論の限界
2-3 市場経済の世界的秩序−覇権構造
2-4 市場経済の政治的基礎
2-5 企業と労働
2-6 消費と社会構造
2 現代市場社会の形成
1 世界大恐慌と市場社会の転換
1-1 投機的社会
1-2 所得分配の不平等化
1-3 金本位制復帰
1-4 経済政策の失敗
1-5 市場社会の転換
2 国際経済秩序の形成
2-1 貨幣とは何か
2-2 金本位制とイギリスの覇権
2-3 金本位制の矛盾
2-4 覇権の交代
2-5 ブレトン・ウッズ体制−アメリカの覇権
3 大企業体制の形成
3-1 株式会社制度の意味
3-2 「階級」の変質
3-3 フォーディズムの形成
4 市場経済の政治的条件
4-1 「市場」と「民主主義」
4-2 市場の失敗
4-3 ルールと市場経済の安定
4-4 経済の安定とケインズ政策
5 イデオロギーとしての「計画」
5-1 功利主義を超えて
5-2 社会主義的計画
5-3 資本主義における計画
5-4 「思想」としての計画
3 現代市場社会の変貌
1 情報化と市場社会の変容
1-1 現代市場社会の「制度的様式」
1-2 情報化とポスト産業社会
2 世界経済のグローバリゼーション化
2-1 ブレトン・ウッズ体制の矛盾
2-2 グローバリゼーションの中での不確定性
2-3 「政策」の不確定性と「政策協調」
3 経済政策の限界
3-1 民主主義の高度化と経済政策
3-2 ケインズ政策の限界
3-3 「合理的期待」理論の意味
4 企業組織の変容
4-1 企業とは何か
4-2 均衡の撹乱者−「商人」と「企業家」
4-3 柔構造の企業へ
5 消費の記号化
5-1 欲望構造の変化
5-2 「記号」としての財
5-3 フォーディズムからの脱出
5-4 複製技術革命と広告
6 ポスト・モダンと新自由主義
6-1 ポスト・モダンと価値相対主義
6-2 新自由主義−公正と効率のトレードオフ
6-3 新自由主義−ハイエク理論
7 現代の市場社会−市場の自己組織化
7-1 「構造的安定性」の崩壊
7-2 自己組織的市場

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